就任祝いに「外さない」贈り物といえば胡蝶蘭。とはいえ、いくらぐらいが相場?本数は3本・5本・7本のどれ?立札はどう書く?──初めてだと迷いますよね。
本記事では、最新の相場感・本数の選び方・色やサイズのマナー・立札(木札)の正しい書き方まで、これ一つで手配できるように徹底解説します。
※本コンテンツは「記事制作ポリシー」に基づき、正確かつ信頼性の高い情報提供を心がけております。万が一、内容に誤りや誤解を招く表現がございましたら、お手数ですが「お問い合わせ」よりご一報ください。速やかに確認・修正いたします。
取引先の役員・社長就任:3万〜5万円(おすすめ:白・大輪、3本立ち〜5本立ち)
親しい関係や重要顧客:5万〜10万円(5本立ちや輪数多めのプレミアム)
社内の就任(部長・役員など):2万〜3万円(3本立ち標準グレードが目安)
本数別の一般的な価格帯
3本立ち:1万〜3万円/5本立ち:3万〜6万円/7本立ち:7万〜15万円が目安。大企業や特別な就任では7本立ちも選ばれます。
本数(3・5・7本)の選び方と見栄え
3本立ち:ビジネスの“基本形”。受付や役員室に置きやすく、3万前後で見栄え良し。輪数36輪以上が標準、プレミアムは42輪以上。迷ったらコレ。
5本立ち:ワンランク上の存在感。5万円前後〜。大きなロビーや就任パーティ会場での“映え”を狙うなら。
7本立ち:特別感と希少性。7万〜15万円。上場企業トップの就任や創業社長交代など“格”が求められる場に。
迷ったら:相手との関係性×設置スペースで決めるのが実務的(例:受付カウンター=3本立ち、大きなエントランス=5本立ち)。
価格の決まり方:輪数・等級・サイズ(大輪/中大輪)
価格は主に①本数 ②輪数 ③等級(プレミアムか) ④花のサイズで決まります。
例:3本立ち(標準)=36輪以上で約3万円。プレミアム42輪以上で4万円〜。5本立ち(標準)=60輪以上で約5万円、プレミアム70輪以上で6万円〜。
色のマナー:白が基本、例外は?
白:最も格式が高く、就任祝いの“正解”カラー。企業受付・役員室でも間違いなし。
赤リップ(紅白):華やかで縁起を担ぎたい時に。相手企業のカラーに合わせる場合も。
ピンク・黄色・紫:場の雰囲気や業種で選択肢。医療・来客スペースは落ち着いた色(白/淡色)が無難。
基本運用:ビジネスの定番は“白・大輪”。色物は相手のブランドカラーや内装と調和するかを確認してから。
立札(木札)の書き方・文例テンプレート
就任祝いは“誰宛ての贈り物か”が最重要。
[宛先の会社名/役職/氏名]+[お祝い文言]+[贈り主名(会社名・部署・役職・氏名)]を明記しましょう。
基本レイアウト(縦書き)
文言は「祝 御就任」「御就任御祝」などが一般的。横書きや連名も可。
連名の例(同部署・同窓会など)
ワンポイント:就任や昇進では宛先情報を詳しく(会社名・役職・氏名)。同時期にお祝いが集中するため、取り違え防止になります。
予算別おすすめパターン(実務向け)
2万〜3万円
白・大輪・3本立ち(標準輪数)+木札
用途:社内就任、カジュアルな取引先、設置スペースが小さめ。
3万〜5万円(最も選ばれる帯)
白・大輪・3本立ち(プレミアム輪数) or 5本立ち(標準輪数)
用途:主要取引先役員・社長就任、ロビー展示。
5万〜10万円
白・大輪・5本立ち(プレミアム)
用途:重要顧客・大企業トップ就任、写真映えや式典。
10万円超
7本立ち/多本立ちの特選グレード(圧倒的存在感)
用途:上場企業・創業家交代など“格”を示す場面。
贈るタイミング・配送と設置のチェックリスト
ベストタイミング
就任発表〜就任日当日、就任後1週間以内を目安に到着するよう手配。受付や式典の“場”に間に合わせると効果大。
手配チェックリスト(番号順)
贈り先の住所/部署/設置場所を確認(受付止めの可否や持込ルール)。
到着日時を指定(開館時間内に。午前必着が安全)。
本数・輪数・色・鉢サイズを確定(写真イメージがあると齟齬が減る)。
立札の文言・表記揺れ(会社表記、役職名の正式名称)を最終確認。
ラッピング・リボン・鉢カバーの色味は落ち着いたトーンで。
領収書・請求書(法人経理向け)とお礼状の送付先を共有。
写真納品(現地設置後の設置写真をもらうと社内報告に便利)。
胡蝶蘭は香りが強すぎず落花もしにくいため、オフィス・店舗どちらにも適合。長く飾れて“投下効果”が持続します。
8. <a name=”qa”></a>よくあるNG・トラブル回避Q&A
Q1. 偶数はNG?
A. 慶事では奇数が縁起良しとされ、3・5・7本が主流。ただし近年は実務重視で偶数を厳禁とまではされません。迷ったら奇数に。
Q2. 色物(ピンク・黄色)を贈ってもいい?
A. 業種・場により可。医療・コーポレートの厳格な場は白が安全。ブランドカラー重視なら赤リップや淡色も候補。
Q3. 見栄え重視なら“輪数”を見よって本当?
A. 本当。**同じ本数でも輪数(咲いている花+蕾の合計)**で横幅・密度が変わり、標準→プレミアムで価格も上がります。
Q4. 立札は社名だけでも良い?
A. 就任祝いは役職・氏名まで明記が推奨。贈り分けが多い場面で識別性が上がります。
Q5. スタンド花とどっちがいい?
A. 屋外・大空間のイベントはスタンド花も映えますが、室内展示や長期設置なら胡蝶蘭が管理しやすく、ビジネス適性が高いです。
まとめ:迷ったら“白・大輪・3本立ち・3〜5万円・名入れ木札”
相場の核:取引先の就任=3〜5万円。社内なら2〜3万円、重要顧客なら5万円超。
仕様の核:白・大輪・3本立ち(輪数多めだと格上げ)。大空間なら5本立ち。
立札の核:宛先の会社名・役職・氏名+お祝い文+贈り主情報を正式表記で。