新築祝いにドライフラワーって、実は“アリ”か“ナシ”かで意見が割れやすい贈り物です。
長く楽しめて手入れもラクというメリットがある一方で、「火事を連想させる赤」「埃っぽさ」「置き場所の負担」など、選び方次第で“うっかりNG”になってしまうことも。
大切なのは、相手の暮らしにそっと馴染む配慮と設計。淡い色味で小ぶり、埃対策まで考えられたフレームやボックスなら、玄関やテレビボードにすっと置けて、気の利いた新居のアクセントになります。
本記事では、避けたい条件と正解パターンをわかりやすく整理し、予算・贈る時期・のしの書き方まで一気通貫で解説。
読み終えた頃には、「この一品なら自信を持って贈れる」という具体像が手元に残るはずです。
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NGになりやすい5つの条件
ドライフラワーが失礼になりやすい地雷ポイントは次の通り。
「火・赤」を強く連想させる配色やラッピング
新築=火事連想を避けるのが通説。真っ赤な花・赤基調の包装・キャンドル等の“火”周辺演出は避けるのが無難です。埃っぽさ・衛生面への配慮不足
ドライは埃を溜めやすく、アレルギーが気になる家庭だと敬遠されがち。小さなお子さん・ペットがいる場合は特に慎重に。大きすぎ・置き場所をふさぐ
新居はレイアウト検討中のことが多く、大型スワッグやリースは圧迫感・穴あけ施工の手間が発生するおそれ。弔事イメージ(色・質感・言葉選び)
落ち着きすぎた配色や“枯れ”の連想が強いデザインは好みが分かれます。メッセージの言い回しにも注意。事前連絡なしで突然届く
受け取り日時や置き場所の都合を聞かずに贈ると負担に。事前連絡は基本マナーです。
OKにする選び方:安全パターンと具体例
上のリスクを避ければ、ドライでも“気の利いた新築祝い”にできます。
安全パターン
色:白・アイボリー・ベージュ・淡いグリーン/ブルーなど穏やかで明るい中間色(赤の面積は抑える)
形:
ボックス/フレーム入り(埃対策・置き場所の自由度が高い)
自立する小型アレンジ(直置きOK、壁に穴不要)
サイズ:A4〜クッション程度までの小〜中型。玄関棚・テレビボードに“さらっと置ける”が基準。
素材・加工:プリザーブドや封入タイプなど埃が出にくい仕様を優先。
テイスト:ナチュラル、北欧、モダン等、相手の内装テイストに合わせる(可能なら写真で事前把握)。
付属品:のし・メッセージを添えて“お祝い”感を明確に。
具体例(イメージ)
玄関やニッチに置けるアクリルフレーム×白グリーンのミニアレンジ
テレビボード用の低めのボックスアレンジ(ナチュラルウッド×ニュアンスカラー)
キッチンカウンターに合う淡色スワッグ(小ぶり・赤なし)をマスキングテープで仮止めできる軽量仕様
ポイント:「赤の主役化」・「壁穴前提」・「大物サイズ」を避けるだけで印象はグッと良くなります。
迷わない!購入〜お渡しまでの手順(チェックリスト付き)
手順(最短5ステップ)
相手の好み・NG(赤×?/アレルギー/ペット/置き場所)をさりげなくヒアリング
予算を決める(友人・同僚:5,000〜10,000円が目安)
デザイン決定(淡色・小型・埃対策のある仕様)
のし・メッセージの内容を準備(表書き「新築御祝」など)
到着日を調整(入居後1〜2か月以内・受け取り可否を事前連絡)
出発前チェックリスト
赤が主役になっていない
サイズはA4〜クッション程度で置き場をふさがない
フレーム・ボックスなど埃対策がある
のし・メッセージを添えた
到着日時を相手と合意済み
予算相場・贈る時期・のしの書き方
予算相場(目安)
友人・同僚:5,000〜10,000円
兄弟姉妹・親戚:10,000〜30,000円
職場連名:1,000〜3,000円×人数で1点良品
相場感として上記がよく用いられます。社内は慶弔規程の確認も忘れずに。
贈る時期
入居から1〜2か月以内がベター。お披露目会があれば当日手渡しもOK。
のし(表書き・水引)
水引:紅白蝶結び
表書き:「新築御祝/祝御新築/御新築御祝」などが一般的。名入れはフルネーム・姓のみいずれも可。
ドライフラワーが不安なときの代替案
そのまま飾れる生花アレンジ(花瓶不要・水替え負担が少ない)
観葉植物(小型):土や置き場所の相談を事前に。赤い実・赤主役の鉢は避ける配慮を。
消え物ギフト(上質タオル・食品・日用品セット・カタログギフト)も新居では喜ばれやすい。
よくある質問Q&A
Q1. ドライフラワーは“枯れている=不吉”でNG?
A. そう受け取る方もいます。一方で管理のしやすさを評価する声も。相手の価値観とデザイン選びで印象は変わります。
Q2. 赤を完全に使ってはいけない?
A. ワンポイント程度なら現実的には問題になりにくいですが、“赤が主役”は避けるのが安全策です。
Q3. 壁掛けスワッグやリースは?
A. 穴あけ・設置の手間が出るため、可否を事前確認し、小さめ・軽量を。抵抗があれば自立型フレームに。
Q4. 造花(アーティフィシャル)は?
A. マナー記事では避ける推奨もあります。“生っぽさ”より“インテリア性”で選ぶならフレームやボックスで埃対策を。